仕事し生きていくこと

 

多くの人と関われる仕事がしたい。これまでは化学専門で学んできたので、その知識は活かせるようなことをしたい。化学の知識を全く使わない仕事をする場合は自分の実力を示すものがない状態となる。化学の知識を使いつつ、多くの人と関わることのできる仕事を選ぶか、研究をしてためたお金を自分の趣味に費やすかどちらかにするべきだと思う。

 人と関わる仕事をするならどのようなコミュニケーションツールが今後流行り、人々は何を求めているのかの傾向をつかんでおかなくてはいけない。そのうえで今社会では何が必要とされているのか?これからはどういったものが必要となるのか?をとらえる力が重要となる。そのための先を読む力を研究を通して学んでいると考えるようにしよう。研究であろうが、接客業であろうが一人で活動し仕事を進めていくには周りの流れに敏感になり、売れるもの・今後必要とされるであろうものを見つけだす力がないとどの分野に行っても活躍できないと思う。

 

 また、多くの人と良好な関係を築き活動していくうえで協力しあえる仲間を増やすためにも話す技術は磨いていかないといけない。世間の流れを知るためには常に多くのつながりを持ち、幅広い立場の人と話をする努力を続けていくことが大事だと思う。テレビのニュースや新聞は容易に今の世の中についての情報を得られる手段ではあるが、毎日起こるたくさんのできごとの中で特に大きいものや視聴率が取れそうなもののみをピックアップしたものであるから、ニュースだけでは十分だとは思えない。

 そのようにして、多くの情報を集められる環境を得たら、そこから先はその情報から何を読み取りどのように考えるかは個人のセンスであり、集めた情報の利用方法次第で活躍できるかどうかが決まると思う。

 

以上をまとめると、どの分野でどういった仕事をするかは関係なしに、生きていくうえで重要なことは二つあると思う。

 

①自ら情報を集め、使いこなし、自分なりの判断をし次の行動に活かすという一連の流れを身につけることは仕事を一人で進めていくために必要。

②一人では仕事はできないし、お金をもらうには他人のためを思って行動しないといけないので、周りの人を攻撃して自分が上に立とうとするのではなく、人のために行動し多くのつながりを自分の周りに作り上げるという意識をもつこと。

 

研究室では化学者として化学の専門知識を学ぶ場所のように考えていたが、情報を正しく分析し、先を読む訓練をしていると考えれば、何も今後働く舞台が化学系でないといけないわけではないと捉えられる。必要なしっかりした①の能力を身に着けられれば、あとはどこの分野で仕事をしても通じる人間になれる。今の研究室に限っては②を考えて行動している人が集まっている環境ではないので、このまま今の研究室にいても学ぶことはないと思う。

ただ化学ではない分野を選択した場合はこれまで学んだ化学の知識を生かすことができるという利点を失うことを意味する。でも、これまで学んだ化学の知識を使って仕事をする人など大学などに残って研究者を目指す人のみに限られる。多くの場合は違う分野で働くこととなる。なので、やっぱり化学の専門知識を高めることが大事なのではなくて、生きて働く上での考え方をしっかり身につけておくことが大事。

 

今の研究室で今後の自分の人生のためにさらにその能力を伸ばしておきたいと思うならもう一年頑張ればいいし、別に一人で何とかできるなら今の場所でいつまでも研究を続ける理由はない。

今の研究室の雰囲気としては、毎年新しく入ってくるメンバーの意識が低く年々研究室内のメンバーがモチベーションの高い人が少なくなっているため雰囲気は悪いと思う。真剣にがんばっていこうという環境ではないと思うし、自分にとってとても居心地が悪いと感じるからできる限り早くこの環境は出ていきたい。自分のいるべき場所ではない感じがする。

 

~以上~